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 油圧シリンダに関する使用上の注意事項/取付について BACK

注意
■シリンダの取付には所定のサイズのボルトを使用し、所定(JIS B8367参照)の強度区分のボルトで
 固定してください。
 揺動形の場合は、規定のピンサイズのものを使用してください。シリンダ推力やその反力でねじが緩んだ
 り、破損したたりします。
■シリンダ本体が固定して取付けられる場合の取付部材の剛性はシリンダの性能に大きな影響を与えま
 す。即ち、取付部材の剛性が不足しているとシリンダの推力によって取付部材にひずみを生じ、ピストン
 ロッドとブシュにこじれが生じて、早期磨耗を起こしたり、ピストンロッドのねじが破損したりします。取付部
 材は剛性のあるものを使用してください。
 

固定形の場合のロッド先端の取付
/SD・EA・EB・LA・LB・FA・FB・FY・EF・FZ・FC・FD形


シリンダによって動かされる品物の運動方向は、ピストンロッドの運動する軸心と必ず一致しなければなりません。もし、この軸心が振れている場合は、ブシュの早期磨耗、シリンダチューブの焼付やカジリの現象が発生します。この軸心の不一致を確認するにはシリンダを取付ける時に、必ずピストンロッドの出きった位置および入りきった位置で品物の取付部の芯の狂いを測定し、芯を合わせた後、シリンダと品物を連結しなければなりません。
シリンダ本体の取付

下記の項目を考慮して使用願います。シリンダ組付けに起因する不具合は責任を負いかねます。
固定形の場合
 @SD形の場合
  ・タイロッドのねじ精度:JIS 6h(JIS 2級相当)
  ・締付トルク:タイロッド締付規定トルク値(各シリーズ締付けトルク参照)
 ALA、LC、LB形の場合
   LA、LC、LB形の取付はそれぞれの金具を締付ボルトで固定しますが、負荷を受けた場合には軸方
   向移動に対し完全とはいえません。そのため取付ベースに、下図に示すようにストッパを設けてくだ
   さい。
 BEA、EB、FA、FB、FY、EF、FZ、FC、FD形の場合
   シリンダは下図に示すような方法で固定してください。
揺動形の場合
 ・取付が平面内で動くシリンダではロッド先端の連結金具は必ずピン等で連結し、平面内で動き得るよう
  に取付てください。また、その平面と直角方向は固定形と同様の芯出しを行ってください。
 ・連結金具の軸受け部には必ず潤滑剤を塗布してください。
 ・先端金具にFジョイントは絶対使用しないでください。

 @CA、CB、TA、TC形金具の場合
 ・カタログ記載のピンサイズのものを使用してください。
 ・長ストローク(1000mm以上)の場合は、水平取付は避けてください。シリンダの自重によりブシュ部等
  に横荷重が加わり偏磨耗等が発生し寿命が著しく低下し、または、かじり付記の原因になります。
 ATA、TC形金具の場合
  相手側金具はトラニオンボスに対して直角になるように取付けてください。傾いた位置に取付けると、ボ
  ス軸受け部で偏磨耗等が発生し、寿命が著しく低下します。 


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