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 油圧シリンダに関する使用上の注意事項/運転について BACK

注意
クッション調整時、最初からピストン速度を上げると異常サージ圧力が発生し、シリンダあるいは機械を破壊することがあります。

試運転(運転の前に)
注意
 ・空気抜きの際に、チェックバルブをゆるめ過ぎるとチェックバルブがシリンダから外れ、油が吹き出して大
  きな事故につながることがあります。
 ・高圧で空気抜きを行いますと、高圧の油が吹き出し非常に危険です。高圧の油により人身事故になる
  危険性があります。
 ・空気抜き作業中は、保護メガネの着用をお願いします。

空気抜きの方法
 @シリンダに低圧(シリンダが低速10mm/s位で動く程度の圧力)の油を送り、油中の空気をチェックバ
  ルブまたは空気抜きプラグから抜いてください。

  ・この時ゆるめ過ぎるとチェックバルブ等がシリンダから外れ、油が吹き出して大きな事故につながること
   があります。
  ・空気がなくなるまで繰り返して行ってください。
  ・シリンダの空気だけでなく、配管中に溜まった空気も抜いてください。もし、空気が残っていると、次の
   ような作動不良の原因になります。
  <作動不良の現象>
  ・スティックスリップをおこす。
  ・速度制御がスムースに行かない。
  ・断熱圧縮による温度上昇でパッキンの損傷がおこる。
  ・設定した出力が出ない。
 A空気抜きが完了すれば、チェックバルブまたは空気抜きバルブを締め込み(締め付けトルク8〜10
  N・m)、油漏れがないことを確認してください。


 ※チェックプラグおよび空気抜きプラグがないシリンダの場合は、配管上部に絞り弁を取付け、空気抜き
  を行ってください。


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